佐々木「僕はキミに安心感を与える置物じゃない」キョン「そんなつもりは……」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 23:06:29.31 ID:l/iL5hNWO
「さて、佐々木」
「はい」

佐々木も緊張してるのか敬語だ。俺も敬語にするべきだろうか。いやここはあくまでも気安くいこう。そうしたほうが放尿しやすい。

「出来れば向かい合って用を足したいのは山々なんだがそれは残念ながら無理らしい」
「そうだね。お互いにかかっちゃうね」

だから隣同士にしようかとも思ったんだがそれはいくらなんでも風情に欠ける。そこで俺は閃いた。閃いちまった。橋脚を見上げて。

「背中合わせってのはどうだ?」
「もしかして格好つけてるつもり?」

うるせえ。そういう年頃なんだよ中学生は。

「なるほど背中合わせね。つまり僕らはお互いの背中を背もたれにしてするわけか。それはなんとも風情があって絵になる光景だね」

からかう佐々木に取り合わずしゃがみ込む。

「では失礼するよ、キョン」

そう断って、何故か背中に抱きついてきた。

「佐々木……?」
「ちょうど良い背中があったもので、つい」
「そうかよ。じゃあ、掴まってろよ」
「え? あ、ちょっと、キョン!?」

後ろ手を回してそのまま背負い立ち上がる。


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