佐々木「僕はキミに安心感を与える置物じゃない」キョン「そんなつもりは……」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 23:04:36.47 ID:l/iL5hNWO
「待っててやるからその辺でしてこいよ」
「で、出来るわけないだろう!?」

ふむ。そうか。それならば、仕方がないな。

「じゃあ、俺も付き合ってやるよ」
「え?」
「思えば、これが初めての連れションだな」

嬉しくなって笑うと何故か赤面する佐々木。

「な、何を言ってるんだよ……もぅ」
「なんだ、もう漏れちまったのか?」
「そ、そんなわけないだろう!?」
「じゃあ、行こうぜ」
「……ぁ」

佐々木の手を取って立ちション場所を探す。
近所の一級河川にかかる橋の橋脚が良さそうだ。あそこまでならきっと間に合うだろう。

「……キョン」
「ん? 無理そうか?」
「そうじゃなくて、手」
「ああ……今は非常事態だからな」
「それじゃあ……仕方ないね」
「仕方ないな」

くつくつと笑う佐々木に釣られて俺も笑う。


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