侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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35: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/13(金) 12:19:53.11 ID:fZboHQww0

そう言いながら、かすみちゃんとせつ菜ちゃんがポケモンセンターに駆けていく。


しずく「……なんか、すみません。急にお誘いしちゃいましたけど……お時間大丈夫でしたか?」


言われてみれば、時間にすごく余裕があるわけじゃないけど……。


侑「そうだ……! せっかくだし、しずくちゃんたちにも手伝ってもらえないかな……?」

しずく「え?」





    🎹    🎹    🎹





侑「──というわけで、私たちは今ランジュちゃんって子を追いかけてるところなんだ」

しずく「……そんなことになっていたんですね」


ポケモンセンターのレストスペースで、かすみちゃんとしずくちゃんに、今起こっている事態の説明をする。

もちろん、栞子ちゃんの前なので、薫子さんの話は伏せているけど……。


かすみ「はぁ〜〜〜♡ コットンアイス絶品すぎますぅ〜〜〜♡」

しずく「かすみさん……話聞いてた?」

かすみ「聞いてた聞いてた。要はそのランジュ先輩って人を止めればいいんでしょ?」

しずく「わかってるならいいけど……」

栞子「あ、あの……よ、よろしいんですか……? 今出会ったばかりなのに、手伝っていただくなんて……」

かすみ「でも、しお子困ってるんでしょ? なら、かすみんがどうにかしてあげる! かすみん凄腕トレーナーだから!」

しずく「千歌さんには負けちゃったけどね」

かすみ「ちょっと、しず子ぉ!! 余計なこと言わないでよ! 四天王には勝てたから、次の挑戦でかすみんがチャンピオンになるんだから!」

栞子「ありがとうございます……」


ペコリと頭を下げる栞子ちゃん。


かすみ「それよりも! しお子、アイス食べないと!! 溶けちゃうよ!」

栞子「え、あ、はい」


栞子ちゃんは手に持ったカップを見つめながら──


栞子「あ、あの……そのまま食べればいいんですよね……?」


そう言って首を傾げる。


かすみ「? うん」

栞子「わ、わかりました。いただきます……!」


そう言って、スプーンでコットンアイスを掬って口に運び──


栞子「……!」


目をぱぁぁぁっと輝かせる。



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