侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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36: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/13(金) 12:20:27.99 ID:fZboHQww0

栞子「冷たくて甘くておいしいです……! 外では、こんな食べ物があるんですね……!」

かすみ「え? もしかして、アイス……食べたことなかったの?」

栞子「はい……!」


栞子ちゃんはおいしそうにアイスをぱくぱくと食べ、


栞子「あ……もう、なくなっちゃいました……」


そう言ってしゅんとする。


かすみ「……そんなにおいしかったんなら、もう1個食べる?」

栞子「え……!? で、ですが……それは悪いです……」

かすみ「かすみん1個は食べたし、アイスもおいしそうに食べてくれる人に食べて欲しいと思うから♪ はい!」


かすみちゃんはそう言いながら、栞子ちゃんの前にアイスのカップをポンと置く。

栞子ちゃんは戸惑っていたけど、


歩夢「ふふ♪ よかったね、栞子ちゃん♪」

栞子「……は、はい……///」


歩夢がニコニコしながら頭をポンポンと撫でると、少し照れ臭そうに、アイスを食べ始めた。


栞子「……私、こんなことをしていて、いいのでしょうか……」

せつ菜「何を為すにしても、英気を養うのは必要ですよ! おいしいものを食べると、元気になりますから!」

栞子「それは……そうかもしれません」

歩夢「ただ、宝珠がどこにあるのか、考えながらがいいかもね」

栞子「はい……ただ、どこにあるのか……」

せつ菜「王家の所有していた建造物が残っていれば良かったのですが……」


確かに王宮が残っていないなら、そこに保管されていたものは他に移動しているはずだ。

私たちはこれからそれに頭を悩ませる必要があるわけだけど……。


しずく「王家に関係している場所なら、ありますよ」


その疑問に答えたのはしずくちゃんだった。


栞子「ほ、本当ですか……!?」

しずく「はい。ダリアの大時計塔はダリア王家がダリアのシンボルとして作ったと言われています」

せつ菜「え……!? ダリア王家が滅んだのって数百年以上前ですよね……!? その時代からあったんですか……!?」

しずく「ダリアの大時計塔は現在でもどうやって作ったかは謎とされています。所謂オーパーツの一つですね。ですが、今でも寸分違わぬ精度で時を刻み続けています。ですので、ダリア王家はかなり高度な技術を持っていたとされているんです」

かすみ「じゃあ、時計塔に宝珠があるってこと?」

しずく「それはわからないけど……図書館の倉庫とかにしまってあったりするのかな……」

かすみ「でもそれってちょっと不用心じゃない〜?」


そこでふと──ダリアの大時計塔には不思議な空間があったことを思い出す。

そんなことを考えていると、ちょうどせつ菜ちゃんと目が合う。



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