ソロモン・グランディに憧れて
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107:名無しNIPPER[saga]
2023/06/24(土) 16:46:28.48 ID:r4k1/UK80
 幸いにも一番奥の席には、僕に供えられた影膳が見える。僕は、身軽な体でヒョイヒョイと机や人ごみを飛び越え自分の席を目指した。その道中、物心もついていない幼い玄孫連中が僕の方に向けて指を指したりワアワアと喚いてきたりしてきた。母から受け継いだ茶目っ気で、渾身の変顔を披露してみせたら声を上げて泣き出したのはとても可笑しかった。どうやら彼らには、僕の姿が見えているらしい。


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