ソロモン・グランディに憧れて
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108:名無しNIPPER[saga]
2023/06/24(土) 16:47:10.18 ID:r4k1/UK80
 僕の席にたどり着くと、その隣に老いた我が妻がチョコンと座っていた。妻は、馬鹿騒ぎに混ざることなく穏やかに家族たちのどんちゃん騒ぎを見守っている。よっこいしょっと腰を下ろすと、するはずもないドシンという音が鳴った気がした。すると、妻があらあらと僕のお気に入りだったお猪口に酒を注いでくれた。僕は少しだけ驚いたが、それを一口でグイっと飲み干した。酒が喉を通ると、文字通り冷え切った体に少しばかりの熱が宿ったような気持ちだ。まったく。妻は昔から、気の利く女であった。


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