407:名無しNIPPER
2023/07/30(日) 14:29:40.24 ID:HhcdvCavO
一同がドン引きしながら見ている中…
クルエが呟いた。
「…サラじゃないですか、あれ」
え?
サラって…
「ん?なんだ?サラって?」
うお!
カリアゲが反応した。
…クルエは、絶対他言無用だったはずの名前を口に出してしまった。
「知っているのか?あの個体について」
リーダーに問わてたクルエは口を押さえて慌てている。
あ、ああ…
実は前にですね、クルエさんと一緒に赤いオタマモンを見つけたんです。
それが育ってコレになったのかなーと思って…ね!
「ああ、はい、そ、そです」
「…なるほど。名前まで付けるとは、随分愛着があるんだな」
愛着というか…
他のオタマモンと区別して呼ぶためにですね。
レッドオタマモンとか勝手に名付けても良かったんですが、まあまだ保留ということで。
「…にしても、一体何をやってるんだこいつは」
画面の中のサラマンダモンは、デジドローンの方を向いた。
「気付かれた…!?攻撃されるかもしれん、離れるぞ」
デジドローンはサラマンダモンから遠ざかっていく。
『クワーァ!クワァ!クゥーーワァァ!』
サラマンダモンはペタペタと這ってデジドローンを追跡してくる。
「追ってくるぞ!農園のサラマンダモンから、デジドローンは敵だと聞いているのかもしれん。いちど撤収だ」
そう言いリーダーは、デジドローンを近隣のアクセスポイントまで移動すると…
デジタルゲートを開き、デジドローンを引っ込めた。
サラマンダモンの叫び声は、ずっとデジドローンに浴びせられていた。
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