デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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12: ◆VLsOpQtFCs
2024/01/24(水) 18:17:01.59 ID:5EIJPVxKO
ブイモンは、キンカクモンやアイスデビモンとの戦いで全身に打撲を負っている。
症状からすると、各部の骨にヒビも入っていそうだ。
…考えてみれば当たり前の話だ。
蛮族デジモン達は、青銅器の武器を手にする以前は狩ったデジモンの骨を武器にしていた。
しかし「骨器」というのは馬鹿にできない強さがある。なにせ生物の肉体の中で最も硬い部位を武器に加工して使うのだから、生物の肉体を損傷させるのには必要十分なのである。
打撃で敵の骨を折ることだってできる。骨に骨をぶつければ、破壊できるのは自明の理だ。
…その骨器よりもずっと硬い凶器を振るう筋骨隆々のキンカクモンに、フレイドラモンはしこたま殴られたのである。たとえデジクロスによって肉体が頑丈になっていようとも、骨や筋肉、血管に損傷を負うことは避けられない。
「めちゃ痛い」とのことだが、命に別状はなさそうなのが幸いだ。

パルモンは、両足を骨折している。
セピックモンのブーメランで足を折られたのだ。
…我々の世界の人間は、足の骨折の治癒に一ヶ月かかることもあるという。
パルモンはどうだろうか…。

クラフトモンは…ひどい重症だ。
蛮族の王フーガモンに頭部含む全身を滅多打ちにされたのである。
ただでさえ全身に酷い負傷をした状態なのに、無理をしてデジタルゲートシステムやファイヤウォールの修復をしたため、怪我がさらに悪化したようだ。
対応を間違えたら死に至る危険がある。
幸い、これまでに積み重ねてきた研究成果によって、傷の治りが早くなる薬効成分をもつ薬草がいくつか発見されている。
しばらくの間は絶対安静にして、この薬草を混ぜた食べやすい食事を与えて回復を待たねばならない。

クラフトモンの外装であるケンキモンは、脚部が大破している。
幸いにも上半身はダメージが少ないので、ケンキモン修復の目処は立ちそうだ。下半身は解体して一から作り直さなくてはいけないだろうが…。
もっとも、外装より先に中身の治療が最優先だ。

ティンクルスターモンは、フーガモンに青銅棍棒でぶっ飛ばされて気絶していたが、もう元気そうに動き回っている。
「痛ムガ平気ダ」とのこと。
とんでもないタフさだ…どんな頑丈さしてるんだ。成長期なのに。信じられない。
パルタス氏の地獄のシゴキで超耐久力を得たとみえる。

ファンビーモンは、一番重篤…危篤状態だ。


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