デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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13: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/01/24(水) 18:18:45.25 ID:5EIJPVxKO
ファンビーモンは多数のシャーマモンにボコボコにされて、キャンドモンに燃やされた。重度の火傷は呼吸器の中まで達している。
傷口を塞いで体液流出を止めはしたが、どんどんバイタルが低下しており…
今の我々では手の施しようができない。

ビオトープにて、ブイモンは命の灯火が消えかかっているファンビーモンのそばに寄り添っていた。

「ファンビーモン…せっかくたすけたんだぞ…いきろよ。しぬなよ…」

「…」
ファンビーモンは弱々しい目でブイモンを見つめている。

「オイラのこと、まえにくいころそうとしたくせによ…!オイラはおまえよりつよくなって、おまえをみかえしてやるってきめてたのに…!かってにこんなとこでしぬなよ…!」

「…」

「みてたか?オイラがワームモンとがったいして、つよくなったとこ…!かっこよかっただろ!さっきテキをたくさんやっつけてたおまえにだって、もうカッコよさでまけねーぞ!」

「…」

「オイラ、いままでずっと、じぶんのいちばんがなくなるたびにおちこんでた…。やっとわかったんだ、それがなぜかって。オイラ…カッコよくなりたかったんだ、おまえみたいに…」

ファンビーモンは、目を瞑った。

「くそっ…!しんじまうのかよ…。さいごまできらいだったよ、おまえのこと…!ちくしょう…!」


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