893: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/22(木) 19:21:22.46 ID:uXXO6bjJ0
 それから一行は、再び石柱の前までやってきた 
  
  
 怪盗「ここから無事に極北に戻れればいいんですけどね」 
  
894:名無しNIPPER[sage]
2024/08/22(木) 20:03:03.64 ID:gV1l1802o
 元の極北 
895: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/23(金) 04:10:07.69 ID:hjkL9UQs0
 風鳴りと寒気が身を責める 
 男たちは、元の極北の地へと戻ってきていた 
  
  
 中華「おっ、戻ってこれたね」 
896: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/23(金) 04:56:28.97 ID:hjkL9UQs0
 本日はここまでです 
 ありがとうございました 
897: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/23(金) 19:48:23.56 ID:hjkL9UQs0
 怪盗「ええっと……ここ、それなりの標高ですよね?」 
  
 狙撃少女「そうですね、極北でもかなり寒い部類の場所だと思いますよ」 
  
 男「もっと登ってみるか」 
898: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/24(土) 03:09:59.11 ID:VctvlHuO0
 一行は恐る恐る登山を再開した 
 いつ吹雪に襲われてもいいように、 
 洞穴を一つ一つ数えながら、 
 確実に雪と氷を踏みしめていく 
  
899: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/24(土) 03:13:45.35 ID:VctvlHuO0
 炎魔の炎は不思議なもので、 
 それがなにかを燃やして灰にしてしまうことはなくとも、温かみだけは確かにあった 
  
  
 怪盗「なんか……霧が出てきましたよ?」 
900: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/24(土) 03:46:02.58 ID:VctvlHuO0
 本日はここまでです 
 ありがとうございました 
901: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/24(土) 19:40:03.38 ID:VctvlHuO0
 相変わらず中華は食材を探している 
 よく謎の動物や茸を採集しているが、 
 男たちはそれで腹を壊したことはない 
  
  
902: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2024/08/24(土) 19:43:38.60 ID:VctvlHuO0
 そこには息を呑むほどの絶景が広がっていた 
 一行が霧だと思っていたものは雲の層であり、 
 それを抜けた天空の世界には、 
 果てなく澄んだ大空のみが雪山から見えていた 
  
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