45:名無しNIPPER[saga]
2024/02/25(日) 17:53:15.97 ID:1+YT5EGkO
 嘘…この世界の武器、性能の割に高すぎ…?こちらが今後の武器製作の基準になります。 
  
 本編に取り掛かるのでお待ちください。ご協力ありがとうございました。 
  
  
46:名無しNIPPER[sage]
2024/02/25(日) 18:38:20.96 ID:7gekg6tSo
 鍛冶屋が少ないのかはたまた…… 
 おつ 
47:名無しNIPPER[saga]
2024/02/25(日) 19:56:24.12 ID:CEAH8KmmO
 現在の残金と従業員を纏めて出しておきます。 
  
 残金 6,000,000コル→5,586,000コル 
  
 【名前】ネージュ 
48:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:13:17.40 ID:TfGOBPuEO
 ネージュ編が書けたのでその分だけ。 
 安価で採用されなかった他のキャラクターは今後どこかで出てくるかもです。 
49:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:13:55.21 ID:q7oGoN45O
 誰も一人では生きられない、とは誰の言葉だったか。ふと、そんな言葉を思い出した。 
 一人でいることには慣れている。六年前に家族を喪い、故郷を燃え尽きた廃墟にされた時から、自分はずっと一人だ。 
 冒険者として働く中でパーティーを組むこともあれば、依頼人と親睦を深めることもあったので、繋がりは多少なりともある。 
 しかし、それはあくまでビジネスの関係だ。少なくともステラはそう認識している。 
  
50:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:14:44.12 ID:55RQZ85dO
 ステラが黙々と作業をするリビングでは、雨音とペンの走る音だけが聞こえている。 
 店前の通りは雨の影響で人通りは皆無であり、先日は夜まで聞こえていた雑踏も今では何も聞こえない。雨足が強いのもあるだろうが。 
  
 作業を再開して数時間。何枚もの試作品がゴミ箱に消え、本人的には会心作のチラシが数枚できあがる。 
 一枚は店先に置くとして、残りは外郭区に掲示する予定だ。四苦八苦した甲斐もあって、壊滅的な出来ではないはずだ。 
51:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:16:15.65 ID:qLtFNzxBO
 「ありがとうございます…」 
  
 全身ずぶ濡れのドブネズミ状態だった少女を家に入れ、タオルを放り投げる。 
 不法占拠の現行犯だった少女がお願いします殺さないでください、と泣き落としを図ったので、しばくにしばけなかったのだ。 
 もしその時に少女が殺意を出していたなら、その顔面に拳がめり込んでいただろう。 
52:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:17:59.47 ID:qGG5smjnO
 「い、家に入れてくれた上にこんなに美味しい物まで…。ありがとうございます…ずずっ」 
  
 ずびずびと鼻を鳴らす少女は明らかに風邪を引いていた。頬も真っ赤であり、若干涙目になっている。 
 もしかしたら、風邪を引いているから馬鹿舌になっているのかもしれない。そうであってほしい。ステラは切実にそう思った。 
  
53:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:18:37.32 ID:gc/EiWXwO
 「ぐえっ!?」 
  
 加速魔法で背後に回ったステラは隠し持っていたナイフを奪い、そのまま地面に組み伏せる。 
 そして、首元に刃先を当てた。体格差のある相手だ。負ける道理はない。 
 空腹で力の出ない子供相手に大人気ないかもしれないが、少女が実力行使に出ようとしたのは事実である。 
54:名無しNIPPER[saga]
2024/02/26(月) 01:19:19.63 ID:ooz0TknnO
 多少平静を取り戻したのか、少女は椅子にちょこんと座っている。その視線は怯えきっているが。 
 何故自分が極悪人みたいな扱いを受けているのか。心中で神にありったけの呪詛をぶち撒け、何があってあんなところにいたのか、とステラは質問した。 
  
 「…そ、その…。私の魔法は、ですね。色々な物を生み出せるんです。雪、とか。砂糖、とか。…あと、宝石やお薬も、です」 
  
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