映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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18:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:25:39.53 ID:e+s7r/2n0
  
 「どうして映画の誘いを受けたんだ?」 
 そう尋ねた矢先に、そろそろ撮影を再開すると 
 誰かの声が聞こえてきた。 
  
 「別に断ってもよかったじゃないか」 
 それは俺の口から言うべき言葉ではなかったが、 
 その時は心底不思議に思っていたんだ。 
  
 「たしかに、そうですよね」 
 彼女は少し困ったような顔で笑っていた。 
  
 「でも、上京してから知り合いなんて1人もいなかったんですよ」 
  
 俺は思わず彼女の方に目を向けていた。 
  
  
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