17:名無しNIPPER[sage saga]
2025/05/16(金) 21:01:03.98 ID:LYl+0qW60
「…」
寝入ったふりを決め込もうとしたが、背中を掴む手は力強い。反応しないでいれば、なおさら執拗に引き寄せようとする。
「意地悪」
小さな声とともに、何度もぐいぐいと背中を引っ張られる。
「先生」
無視を貫き通した先生が動かないのを確かめると、キサキはふっとため息をついて、手を離した。ベッドが軋む音がして、次の瞬間、背中に温もりが押し寄せる。柔らかな抱擁——決して離したくないと、そう伝わってくるようだった。
「おやすみ」
「…」
その腕の力を感じながら、先生はようやく静かに眠りへと沈んでいった。
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