16:1さん ◆5qHEn/nV7BAc
2025/07/05(土) 19:34:51.90 ID:p5pl6xro0
とりあえず、とりあえずは地面でばたばたもがいてないで立って周りをぐるっと見渡してみることにした。
「すっごい森、というより山…なのかな?」
左右上下見渡す限り木か草か花、一面が全部緑か緑を一部に取り入れた自然由来の物で埋め尽くされている
分かることっていえばここは山か森なんだろうなってことくらい。
「でも誘拐犯はいなくて…」
誘拐犯はいない、スマホもない、食料も水も何もない
嬉しい事1個、嬉しく無い事2個、多分考えれば考えるほどうれしくないことは積もっていきそうな気がする。
「…空気がおいしいから…爽快」
よし、これで今の所嬉しいことと嬉しくないことが半々の比率になった、大丈夫きっと未来は明るいはず。
「あ。見たことない花、なんかいい匂いとかしそう」
これで嬉しいことは3つ、今この状況はとにかくポジティブな状況ってことになる
よくよく考えると凄いじめじめしてるけど、それは加湿されてるってことだから喉にもいいはず
嬉しい事を4つに増やした、決して無理やりじゃない、どんな状況でも空気が潤ってれば嬉しい…はず
全然思い出せないけど。
「…これでいいんだよね?」
ちょっと不安になったから呟いてみちゃったけどもちろん誰からも応答はなくて
小鳥が答えてくれるとか、不思議な小動物が目の前に現れるとかもない
しかもよくよく考えると全然記憶喪失だから、今まで積み上げてきた些細な嬉しい事が全部崩れてしまう
自分がものすごい大犯罪者で記憶喪失になったことで新しい第二の真っ白な人生が歩めるのかもしれないなんて想像も頑張ってしてみたけど
そんな空論より記憶喪失っていう大きすぎる事実が全部を打ち壊してくる。
「…お先真っ暗だよぉ…グズッ」
なんだか一気に疲れてその場に座り込んでしまった
私は本当にこれからどうなっちゃうんだろう...。
■<四葉と遭遇する人物を安価>■
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