22:1さん ◆5qHEn/nV7BAc
2025/07/05(土) 21:45:12.64 ID:p5pl6xro0
「ん?じゃあここからパーティー会場は近いんですか?」
「いえ。少し離れていますね」
「そんなにうるさいんですか?そこ…?」
「あ。そういうわけではなくてですね、とある方が入学者が全員集められているのであれば一人足りないという話になりまして、パーティー離脱したメンバーで捜索しようということになりまして…」
「それで私を見つけてくれたんですねっ」
なんとなく状況がつかめてきたようなそんな気がする
今は皆誘拐?をされてしまって、このよく分からない場所に集められている
それにここに集められているのはみんな超高校級の人たちばかりで、皆が新入生ってことらしい
つまり私も記憶はないけれど、新入生の一人で、きっと入学式か何かに行こうとしていたところを拉致されたんだと思う。
「とりあえず自己紹介をしておきましょう、私も貴方のお名前を知っておきたいですし」
「あっ!そっか…えっと。超高校級の幸運の四葉 代(ヨツバ カワリ)って言います!」
「四葉さんですね。改めましてよろしくお願いいたします、私は超高校級の天文学者【星島 キララ】(ホシジマ キララ)と申します」
「…天文学者?」
「あ。今星見えないだろって思いましたね?」
…悲しいけど図星だった。
「うふふ、それが星が見えなくても星空を学問することはできるんですよ?それに夜だとまだ灯りが少ないですから少しの時間なら目隠しを取れるんです」
「そうなんですか…だからなんだかとっても神秘的な雰囲気なのかな。さっきからなんだか落ち着くというか…安心するっていうか…」
「それは気のせいですよ、私も皆さんと同じ高校生なんですから。人より落ち着いているっていう所は自覚していますけれど」
「ちなみに天文学者って何するんですか?隕石と戦って加勢を侵略するんですか?」
「全然違います、星空を研究して未知の惑星を見つけたりして名前を付けたり…といっても一般の人や興味のない方には馴染みがないかもしれないですね」
「じゃあきらら星があるってことですかっ!?宇宙人はレーザー銃もってるんですかっ!?」
「侵略も未知との遭遇もしていませんよ?さっきからやんわり失礼ですよ?」
「…ごめんなさい、なんだか人にあえた嬉しさと未知との遭遇ともうわけわかんない状況でなんだかおかしくなっちゃってるのかもしれないです…」
「いえいえ…私はそこまで厳しい人間ではないですが。お集りの皆さんの中には気難しい方もいらっしゃるようですので…」
「「なーにクララにあこがれてんのよ!アルプスの山脈から下り落ちてヤギの餌にでもなってなさい!!よくよく見たらおいしそうなのチーズのっけてるトーストだけじゃない!あとあのブランコ誰が吊るしてんのよ!!病弱ブス!!」って言われたんでしたっけ?怖いなぁ…」
「あ。増えてますね。なんだか地味に二言葉くらい増えてますね。本当に記憶喪失なんですか?」
「自分自身が分からない!!思春期の危機!!きっと私の名前は四葉代!!超高校級の幸運!!な気がする女の子です」
「誇らないでくださいね。思春期どころか色々危機ですから。その状況」
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