【グラブル】ガイゼンボーガ「吾輩の、騎空団の一員としての日常」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2025/07/28(月) 20:03:04.01 ID:1M+emLR40

アイル「もらった!! ……手の、平……!?」 バシィィンン

ガイゼンボーガ「そこまでだ、少年。鋭い蹴りで大量の草を切って蹴り上げ、それで目をくらませてからの攻撃……悪くはなかった」

アイル「ぐっ……は、離せよ、オッサン!」

ガイゼンボーガ「だが、ここは戦場では無い。ましてや相対している者は欠片も殺気を抱いておらぬ……『稽古をつけてくれている』のであろう?」 ギリリリリッ

シス「………」

アイル「アンタにゃ関係ねぇだろ」

ガイゼンボーガ「そうだな……と言いたいが、そうもいかん。こうして吾輩が拳を止めてやらねば、殺気に反応したこの者が少年の腕を削ぎ落していたかも知れぬからな」

アイル「くっ……」

シス「……ッ!」

ガイゼンボーガ「戦場には戦場の、稽古場には稽古場の道理があるものだ……。少年、この男と相対するにはまだ早いぞ?」ミシミシッ

アイル「……っつ!!(ぐっ、こ、このオッサン……すげぇ力だ……!)」

シス「……もういい、放してやれ。ガイゼンボーガ」

ガイゼンボーガ「ほう、吾輩を知っていたか」 パッ

アイル「くっ! いってぇ……なんつー馬鹿力だよ、ったく」

ガイゼンボーガ「互いに道理を弁えぬのならば、このような事はするでない」

シス「……俺はコイツの姉の、ジェシカからどうしてもと頼まれたから引き受けてやっただけだ」

アイル「…………」

シス「コイツの心の中には衝動とも言える闇がある。殺気を消して無意識に暴力を振るうと言う、な……。俺とは真逆の」

アイル「やめてくれ!」

ガイゼンボーガ「ほう、何やら訳ありの様子だな……それにその口振りからして、以前にも相対した事があるのか」

シス「まぁ、な……。でなければ、こんな街の拳法道場のような事はしない」

ガイゼンボーガ「ククッ、ハハハハッ! 音に聞く十天衆が少年の師事をするとは、貴重な場面を見られたものだ」

アイル「オレは……弟子になったつもりはねぇ」

ガイゼンボーガ「血気に逸るは大いに結構……。だがな、少年よ。戦場を駆けた戦車より、一つだけ進言しよう」



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