【PSYREN】コンクリートの染み
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19:名無しNIPPER[saga]
2025/12/15(月) 03:04:01.84 ID:FdHXE52MO
困惑する雨宮の腕を握り、夜科は駆けだした。

雨宮「ちょ、ちょっと!!?」

夜科「……」

夜科は何も答えない。
ただ真っ直ぐ先を見つめ雨宮の手を引きながら走っていく。

そして辿り着いたのは、屋上だった。

雨宮の視界が一気に開ける。一点の曇りもない、どこまでも続いて行く蒼穹に。
無言で走り、階段を駆け上がってきた夜科は息が切れている。
それでも笑みを浮かべて真っ直ぐに雨宮を見つめて言った。

夜科「ホラ、こんないい天気なんだぜ?……湿っぽい顔してんなよ、オラ」

雨宮「いたっ!?」

夜科が雨宮の額を中指で弾いた。


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