俺の高校生活がこんなに急に桃色に染まるわけがないっ!
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1:名無しNIPPER[sage]
2026/03/02(月) 19:38:10.41 ID:7M8zy6LSO
昼休み開始のチャイムが鳴った。あまりにも空虚な残響《リフレイン》を引きずってーー。

それを相図に、クラスメイトたちは示し合わせたかのように、そそくさと机を合わせはじめる。
みんなで楽しくお弁当を食べましょうって?
代わり映えもなく、昨日のアイドルの配信が良かっただの、恋愛リアリティショーでだれがカッコよかっただのを話すのか? 
メディアに踊らされるのは中学生までにしてほしい。

まず言っておくが、学校生活に友だちは必要ない。
重ねて言っておくが、これは友だちがいない人間の悔し紛れの逆張りじゃない。

実際そうだろ? 
多くの偉大な哲学者・文学者たちは孤独だった。孤独は知性の証だ。仮に群れることで幸せを感じたとしても、それは上半身におくられる電気信号に過ぎない。

俺はクラスの喧騒に背を向け、ただひとり屋上へ向かう。
職員室に保管されている屋上の鍵が容易くくすねられることを、クラスメイトたちは知らないのだ。

スロープをゆっくりと上り、建てつけの悪いドアを開いた。

どこまでも澄んだ茶褐色の空の下は、俺だけの特等席だーー。

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