過去ログ - 男「来い、ツンドラ狼っ!」
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144:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2010/08/05(木) 11:08:41.89 ID:.x8QBYMo
・・・
甲板、2日目昼

昨晩の宴会で船員達もかなりの量は飲んだはずなのだが、二日酔いになる者はいず、皆各自の仕事をしていた

女「う゛ー、きもちわるい…」

男「ったく、調子にのって飲みすぎるからだ」

女「だってみんなが勧めるんだもん…みんなお酒強すぎ……」

男「これで魔物の襲撃でもあったらお前は使い物にならないな」

男は呆れ顔で女の顔を見る

船員A「おっ、嬢ちゃんだらしねぇなぁ。あんなんで酔ってたら船乗りはやってけねぇぜ?」

船員B「ったってお前も酒強いほうじゃねぇだろ。からかってねぇで仕事しろ仕事」

通りすがりの船員にからかわれても、女は反応する元気すらない

弱々しく手をふり見送る

…そんな時、見張り台にいる船員が叫ぶ

船員C「敵襲!前方に大烏の群れ!」

男が前方を見ると、遠くに無数の点が集まっている

翼を広げると1m程にもなる、大烏の群れである

船長「あの位置だと回避はできねぇな…野郎共、武器をとれ!戦闘配置!」

船長の声に反応し、船員達はそれぞれ武器をとる

男「回避はできないのですか?」

船長「おそらくあの辺の魚か何か食ってるんだろ。もう少し進むとこっちに気づいて向かってくるだろうな」

船員C「大烏、こっちに向かってきます!数、10…12…いや13!」

船長「な、言ったとおりだろ?大丈夫、いつものことだ。お前さんらも頼りにしてるぜ!」

男「わかりました。…とはいえ女は二日酔いでダウンしてるので自衛程度でしょうね…すみません」

船長「いいってことよ。うちの船員はこういうことには慣れてる」

男「では気にせず自分の仕事をするとします。女!お前は無理せず自分の体守ってろ!」

男は女にそう言うと、船首へと走る


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