過去ログ - 「( ^ω^)ブーンが兵士になるようです」
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2010/05/25(火) 22:00:04.54 ID:cScoYBco
一刻も歩かないうちに小さな川にたどり着いた。途中何度か立ち止まると、耳をすませては二人で難しい顔で話し合っていたので道を知っているようではなかった。
川の淵まで着くとすぐにイマツはできるだけ離れないように休憩を取るように伝え、帷子についた血を洗いながらしているニンジャの傍に座った。
ブーン達は休憩を告げられると向かい合い、力なく腰を下ろすとすぐに話し始めた。思い出したくは無かったが、思い出さずにはいられなかった事を吐き出す。
(´∀`) 「あの偉そうな男は死んだモナ?」
( ^ω^)「たぶん」
( ´_ゝ`)「あの場にいた敵はきっと全員死んだかと。いや、殺さましたよ」
オトジャは小声で話し合っている二人の方を顎で示す。
( ´_ゝ`)「よくはわかりませんが」
そう前置きすると一度深い呼吸する。
( ´_ゝ`)「イヨウ家はどこか面倒なところから恨みを買ってるみたいですね。商人なんてそういう相手から目をつけられたら終わりですよ。あぁ、いい選択だと思ったんだけど、そうでもなかったかもしれない」
( ^ω^)「でも、さっきの奴らが恨みを買った全部なら、これで終わりだお」
オトジャはハッと目を大きく見開いた。
( ´_ゝ`)「なるほど、そうですね。僕はあいつ等がただの使い走りだとばかり。仮にも商家の七位。この国の名門中の名門、騎士であるイヨウ殿にあんな態度で掛かって来るものだから、てっきり相手はもっと巨大な集まりかと思っていました」
全く予想外の考えに対し、単純に興味を持った様子でオトジャは嫌味なく、少し早口で考察を始める。
( ´_ゝ`)「たしかに、あの十人に満たない人数で一国に、五十もいない名士を襲おうとしたのがさっきので全員だとしたら」
(´∀`) 「いや、たしかにそのめんどうな相手はまだいそうだモナ」
モナーはブーンが話を聞きながらどんどん元気がなくなっていくのを見かねて割り込んだ。
(´∀`) 「そもとも、騎士相手にあの人数でどうのってのよりも」
モナーは顔を三人で作った円の中心へ寄せた。
(´∀`) 「騎士とお供で二人きりってのはどうだモナ。それもどうやら狙われているようだし、それを知っていた様でもあるモナ」
( ´_ゝ`)「たしかに、たしかに」
(´∀`) 「うちの村の間抜けな領主様だって何人も引き連れて募兵に来るってのに、危険な中を二人で遠くまで来る。帰りにしたってこんな森を突っ切ろうとする。おかしくないモナ?」
( ^ω^)「とにかく、おかしいところだらけだお……」
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