過去ログ - 黒子「わたくしに、お目付け役ですの?」固法「近いうちに派遣されてくるそうよ」
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◆qOeedHp6KI
[sage]
2010/06/27(日) 04:20:42.42 ID:RIqcOKo0
「ええと、次は判断能力と行動力だ」
「なにをするんですの?」
「君たちの普段通りのやり方で構わない、この学区内にあるマンホールの数を数えてくれ」
「はぁ?」
「どういう手段で数を調べるかを判断する判断力、そしてその選択を信じて実行する行動力、さぁ、どこまでやれr」
「全部で13623個ですね」
紅黄が言い終わる前に初春が速攻で答えた。
「……はい?」
「ですから、13623個です」
「ええと……根拠は?」
「下水道の管理所のデータを参照しました」
「……」
「で、次は何をやりますの?」
その後も終始こんな感じだった。
出された課題を、判断に悩む問題を、白井と初春は二人だけで解決していった。
「もういい加減にしませんこと?」
「……ああ、そうだね、もう無意味だな」
お互いにどこかぐったりしながら、白井と紅黄の意見が初めて一致した。
そろそろ日が沈む。オレンジ色に染まった公園にぐったりしながらも呆れた表情の白井と本当にぐったりしている紅黄。
ちなみに初春と固法は離れたベンチでウトウトしている。
「では、最後に」
「まだあるんですの?」
「奇妙な窃盗事件と迷子伝書鳩の捜索、どっちがいい?」
その選択に、白井のぐったり加減だった脳が一気にシャキッと立ち直った。
「どちらも、学区を跨いだ事件ですのね」
「そう、前者は同じ手口だが学園内様々な箇所で起こっている。後者はそれこそどこに行くかわからないからね」
「もちろん前者、窃盗事件の方ですわ」
しっかりした眼と口調で答える、それを見てどこか楽しそうに紅黄が応じた。
「決まりだね、じゃあ明日の放課後から土日を加えて実質3日、連続してこの件に当たってみよう」
「ええ、よろしくお願いしますわ」
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