過去ログ - 黒子「わたくしに、お目付け役ですの?」固法「近いうちに派遣されてくるそうよ」
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3:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/06/27(日) 01:13:51.66 ID:RIqcOKo0

「お互い叩けば埃の出る身、せいぜい協力しあって監視者の眼を欺こうではありませんの」
「あ、あうあう」

 初春飾利、現在蛇に睨まれた蛙状態なり。

「ええと、盛り上がってるところ言いにくいんだけど」
「? なんですの?」

 お目付け役について書かれた書類を白井の方に差し出しながら、固法が続ける。

「まず一つ、白井さんとコンビを組んで、で初春さんをバックアップとして活動させるそうよ」
「えぇ!?」
「あら、初春も最初から監視対象でしたのね」
「そしてもう一つ、これは監視ではないわよ」
「「はい?」」

 お目付け役についての紙を手に取り、二人仲良く目を通す白井と初春。

「年齢は21歳、大学生なんですね」
「風紀委員になったのは3年前、高校卒業前の夏休み……厄介なことに一応先輩ですの」
「先輩じゃないとお目付け役になりませんよ、」
「大学生ということは、ある程度学区を跨いでの行動も容認されているはずですわね」
「そういえばそうですね、一つの校舎だけでなく研究所や活動機関にも出入りしますし」
「ということは……」
「もしかして……」

 二人の視線が固法の方に向く。

「ええ、これは白井さんを押さえつける監視ではなく、活動範囲を広げてどの程度許容できるかを見る試験ね」




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