過去ログ - 黒子「わたくしに、お目付け役ですの?」固法「近いうちに派遣されてくるそうよ」
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32: ◆qOeedHp6KI[saga]
2010/06/28(月) 02:19:54.07 ID:STDmowk0


 その頃、白井黒子の方は――

「お、お姉さま、これは、これはどういうことですの」
「違うのよ黒子! 別にこれは、ってあんたも早く離れなさいよ!」
「いてっ、なんで殴られなきゃならないんだ」
「い、いつまでも私にくっついてるんじゃないの!」
「いや、でも、もう大丈夫か? 暴走しないか?」
「暴走なんか最初からしてないわよ! は、早くどきなさい!」

 常盤台中学の寮の前、御坂美琴とツンツン頭の殿方、上条当麻が抱き合って転がっていた。
 しかもその状態で痴話喧嘩まで始めた。

 事の起こりはいつもの通り。
 たまたま上条を見つけた御坂が、いつのように電撃を放ち、追いかけっこをしているうちにちょうど寮の前までたどり着いた。
 その光景を寮から見られるのは必然。
 しかも御坂と上条は一回逢引現場(と思われている)を寮生ほぼ全員から見られている、ちょうど今と同じ場所で。
 結果、ひやかしの言葉であっけなく真っ赤になった御坂がバチバチと所かまわず電撃を放出しはじめ。
 これはまずいと意を決した上条が突撃して御坂の頭に右手を置き……そのままいきおい余って押し倒したわけである。

「なんというか、またですの、お姉さま」
「ま、またって何よまたって!?」
「え、御坂って暴走癖でもあるのか?」
「……何もわかってない殿方はお黙りくださいまし」

 やれやれとクビを振って、それにあわせてツインテールの左右に揺れる。





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