過去ログ - 一方通行「打ち止めが高校に入学すンだが……」
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2011/02/25(金) 03:22:33.31 ID:WYyGcgBc0
4月某日 とある研究所
垣根帝督はパソコンの画面に並んだ数字から目を離して、時計を確認した。11時52分。時間を確認した途端、空腹を覚えた。
パソコンの画面を落とすと、白衣を脱いで座っていた椅子の背に放り投げた。首から提げていたケースからIDカードを抜いて、ポケットに入れる。
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101
[sage]
2011/02/25(金) 03:24:02.90 ID:WYyGcgBc0
閑話休題。垣根が『研究者』として、自身の研究だけではなく、他者の研究にも関係して行くことになった第二の理由は、一人の研究者との出会いだった。
脳味噌を三つに裂かれ、未元物質を吐き出すだけの存在と化していた垣根帝督が、『人間』の姿となって復活するきっかけとなった研究者。それが芳川桔梗であった。
彼の復活劇は、彼自身の細胞から生み出した肉体に、彼の脳味噌を移植する形で行なわれた。肉体の製造には、かつて『絶対能力進化実験』で使われたクローン製造技術が活用されており、天井亜雄亡き後その第一人者となった芳川桔梗が、『学園都市第二位復活計画』の主任研究員として抜擢されたのだった。
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101
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2011/02/25(金) 03:25:18.85 ID:WYyGcgBc0
従来彼が付き合ってきた、研究者とも教師とも違った存在。それが芳川桔梗だった。
自分自身のためだけではなく、自分以外の人間のためにもその頭脳を使うのもありかもしれない。彼女のように人間を人間として扱うような研究者だけだったならば、自分が『壊れた』あの悲劇は起こらなかったかもしれない。
そんなことを考えて、垣根は研究者としての道を選択した。その道では先達者である芳川桔梗に、ややくだけた用法ではあるが、敬語を使うようになったのも、そのときからだった。
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101
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2011/02/25(金) 03:26:21.26 ID:WYyGcgBc0
芳川桔梗も多忙な研究者だが、今日はここの研究施設に来ていたらしい。あら久しぶり、と柔らかな口調で笑う彼女を前にして、垣根帝督の鼓動は速くなった。
垣根「昼ご飯食べましたか? まだなら一緒に――」
芳川「残念だけど今日は先約があるのよ」
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101
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2011/02/25(金) 03:27:36.53 ID:WYyGcgBc0
芳川「一方通行が『却下』ですって――あの子がメインなんだから、あの子にも訊いてみてくれる?」
一方通行『チッ、面倒臭ェなァ…』
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101
[sage]
2011/02/25(金) 03:28:21.05 ID:WYyGcgBc0
芳川「体調はどう? 前回の調整立ち会えなかったからちょっと気がかりだったのよ」
打ち止め『絶好調ー! って電話越しに猛アピールしてみたりっ! 心配してくれてありがとう、ヨシカワ。あ、今日のお昼はオムライスとパフェを食べたいな』
芳川「良かったわ。そうそう、お昼、垣根帝督も誘って大丈夫かしら?」
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101
[sage]
2011/02/25(金) 03:29:36.57 ID:WYyGcgBc0
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101
[sage]
2011/02/25(金) 03:30:43.74 ID:WYyGcgBc0
写真を撮り終わった三人。一方通行は何か連絡でも来たのか、二人からはなれて自分の携帯を確認している。
と。
打ち止め「ヨシカワー、今だっ!」
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101
[sage]
2011/02/25(金) 03:32:35.07 ID:WYyGcgBc0
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101
[sage]
2011/02/25(金) 03:34:07.74 ID:WYyGcgBc0
本日はここまで。敬語になると垣根が垣根じゃないですねorz
垣根は22〜23歳(一通さんより上な気がするので)、芳川は3X歳…。
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