過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
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47:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/11(月) 21:46:35.31 ID:GAMgu6k0

「そんな、当然の事をしているだけですわ」
「……うん……お仕事、終わった……?」
「ひと段落、といったとこだ」
 
私は、戸棚からカップを取り出しながら提案してみた。

「それでしたら、休憩に温かい紅茶でもいかがでしょうか?」
「ああ、お願いするとしようか」

私はティーポットにリーフを入れ、コンロでお湯を沸かす。
薔薇水晶と槐さんは、椅子に座りBGM代わりのテレビを見るともなく眺めている。
私はキッチンから、そんな二人を眺める。
特筆すべき事など何一つ無いような、安らぎと退屈と平和とが交じり合った時間。

湯気の上がる紅茶のカップを3つ、テーブルの上に置き私も椅子に座る。
テレビではニュースキャスターが今日一日の事を伝え、それからコマーシャルに移った。

薔薇水晶が椅子から立ち上がり、キッチンへと向かう。
それから、戸棚の辺りをゴソゴソしたり、冷蔵庫を開けたりする。
でも、結局、お目当ての物は見つからなかったらしく、何も持たずに椅子まで戻ってきた。

「ばらしーちゃん、お菓子の買い置きはありませんわよ?」

私がそう言うと、椅子の上で体育座りをしながらの薔薇水晶は、頷いて紅茶をひと口。

「それに、こんな時間からお菓子を食べては、まん丸に太ってしまいますわ」
「……それは……困る……」
「うふふ、でも、それなら、また近いうちにお菓子作りでもしてみましょうか」
「……うん……」


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