過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/24(日) 00:21:06.08 ID:2Lqc5S60
薔薇水晶の様子に私がそう冗談を言うと、槐さんが可笑しそうに、控え目に笑う。
私も、彼に視線を向けて……そして、自然と笑みを浮べた。
あぁ、なんって平和で幸せな空間なのでしょう。
これがもうすぐ、私のものになる。
そう想像するだけで、胸に広がった多幸感が、体を突き破ってしまうのではないかと思うほどに広がる。
私は槐さんを見つめながら、微笑を浮べていた。
〜※〜※〜※〜
それから晩ご飯も終わり、槐さんはお仕事の続きにも工房に戻り、私と薔薇水晶は彼女の部屋に行き。
他愛の無いお喋りをしたり、テレビゲームをしたり。
その後は順番にお風呂に入り、パジャマに着替え。
そして時計を見ると、針は頂点で重なり合っていた。
今日は、12時を過ぎても魔法が解けない。
視線を薔薇水晶に向けると、彼女も時計を見ていた。
それから、おおきな欠伸を一回。
「ばらしーちゃんは、もう眠くなってしまわれたのですか?」
私が尋ねても、薔薇水晶は時計を見たまま、じっとしている。
それから小さく、コクンと首を縦に動かした。
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