過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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20:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/05(火) 03:25:10.61 ID:RW025/Mo
土御門「神の右席に、アメリカの台頭か」

イギリスとの連絡を終えて、呟いた

知った内容は、彼を驚愕させるには十分だった

大規模術式を受けカーテナを持ってしても満足に迎撃出来ない強度となったフランス魔術軍、それに押仕込まれたイギリス勢を科学の手勢で押し返したアメリカ駆動鎧部隊

送られた画像には、学園都市の裏の裏まで見てきた土御門も見たことの無い駆動鎧が映されていた

技術的な流れは確かに学園都市から来たものも組み込まれているだろうが、根本的に設計思想が異なるように見える

土御門(これが独力で作られたものならば、技術水準は少なく見積もっても学園都市と同等)

土御門(純粋な経済力、外交力ならあっちに軍配が上がる。背景の艦は目立った特異性が見られない。軍事力の面なら、まだ駆動鎧を量産するにとどまっていると見えるが)

土御門(フランス部隊の半分はローマ勢。つーことはイギリスを攻め落とすとはいかないまでも、最低限有利な影響力を与えたかったようだが。残念だったなバチカンの連中は)

土御門(しかし、そこまでして今更イギリスを取り込みたい理由が見えない。奴等が逆転を許すレベルにアメリカ軍を過小評価してたことは、アメリカの脅威が有っての行動という線が消える)

土御門(奴らを慌てさせる何かが他に有る、のか)

彼自身も魔術師である。そしてイギリスの必要悪の教会のメンバーでもある以上、どうしてもローマ正教の方へ主眼が向かう

だが、そのローマ正教の勢力を力を知ってるが故、アメリカの力を際立って考える

土御門(これは評価を改める必要があるだろうな)

いわば第二科学サイドの登場。彼の頭にはそう刻まれた

土御門(アレイスター曰く、そんな連中に本家の科学サイドがかき乱されて理事員の派閥争いに油を注ぎ、研究者や技術者の流出をももたらしている)

土御門(理事会の連中も、事実を知らない馬鹿集団という訳ではないだろうに。いや、これもアメリカの工作か)

土御門(だがなぜ、アメリカが学園都市を壊すと予言できる?アレイスター自身がアメリカに睨まれるようなことをこの都市でしようとしているとでもいうのか)

土御門(東の大陸。海原が所属していた中南米のことならまだしも、北米の事は今まで関心が薄かった分有力な情報源が無い)

土御門(とりあえずは、海原にそのあたりの情報を聞いてみるべきだろう。奴が口を割るか不明だが )

店内でドジっ子を演じつつ動き回る冥土服の女性定員を眺めつつ、彼はそんな事を考えていた

土御門「あ。そう言えば、ナチュラルに学校忘れてたぜぃ」


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