24:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/05(火) 03:44:23.39 ID:RW025/Mo
音のもとへ
そこには、一人の少女が立っていた。そして天井に吊られた鋳型らしきものの一つが開いていた
全裸の少女は、間違いなく見覚えのある形をしている
佐天(アタシ? )
自分の気配に気づいたのか、少女の顔がこちらを向く
が、表情の無い顔はすぐに視線を戻し、部屋を出て行った
目的が有りそうなその動きは、彼女が後ろをついていくには十分だった
佐天「ねぇ、どこにいくの?」
後ろから声をかけるが、答えが返ってこない
なにか違和感を感じたが、そのまま黙ってついていく
先程と異なる部屋に着いた。吊られている、前に佐天が初めて自分と同じ姿をした少女を見たときに着ていた白い服を、少女 は手に取り身につけ始めた
白い服を身につけた少女は部屋の両脇にあった筒状の装置を開き、自らその中に入った
その装置が完全に締まったのを見届けて、佐天はそのそばに寄る
薄暗い空間の側壁にこれまたずらりと並ぶ円柱状の装置
小窓から中を覗くと、自分と同じ姿をした少女が皆同じ姿で目を閉じて立っている
先程少女が立っていた所にもどると、例の服が吊って有った場所に次の服が吊られていた。無くなったら次の物が降ってくるのだろう
タダの布切れのままでいるのもなんなので、佐天も同じようにその服を手に持った
同じ素体のハズだ。この服は自分にぴったりと合うだろう
目の前で着替えられたので、着方も分かる
だが、入らなかった
佐天(あれ、アタシ太った?他の自分に着れて自分が着れないのはショックかも)
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