過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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40:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/06(水) 08:43:15.30 ID:CMYhbyMo
土御門「中南米は、制圧下か。まぁ当然だろうにゃー」

海原「地理的に、彼らにとっては庭の一部でしょうからね。魔術というものを理解するにも手頃な目標だったのでしょう」

ショ「だが、組織に有った原典も抑えられ、さらにそこからテクパトルが持ち出した物まで押収されたなら、笑っていられる状況では無いだろう」

土御門「まだそうとは決まった訳じゃない。が、最悪の想定は押さえておきたい。そのテクパトルってやつはこのストーカーを殺す為に確実にこの都市内に入ったんだよな」

ショ「そうだ。計画上は、統括理事員の塩岸とかいう男の側に居る予定だったが」

海原「塩岸。聞いたことがありますね」

土御門「度を越した程に安泰を求める軍事の事実的な頂点だったか。安泰、か。どっち側だと思う?」

海原「その人間の情報収集力に寄りますが、軍事に関わり合いのある人間ならば、外の軍事情報についてもそれなりのルートを持っていると考えるのが妥当かと」

土御門「実際に一戦交えない限り学園都市製兵器と今の米国兵器のどちらが優れているかは不明だな」

ショ「安泰を求めるなら、当面は中立なんじゃないのか?」

土御門「それが一番判断に難しいところぜよ。塩岸に魔術を退ける能力はあると思うか?」

海原「塩岸という男に近づく計画が有ったのなら、魔術によってなんとか出来ると踏んでのことでしょうね。そういう性格で す、テクパトルという男は」

土御門「なら、最低限魔術という概念は知ってるかもしれないが、本質的な対策が出来るレベルじゃない、ってところか。アヴィニョンでも本格的な魔術師と駆動鎧の戦闘は確認されていないしな」

海原「安泰を求めるならば、魔術を知ってしまえばその対策も考えるでしょう。仮にアメリカ側に魔術について深度の深い情報をもたらされたとすると」

ショ「食いつく、か。英仏戦が情報通りなら、アメリカは確実に魔術にも対抗するだけの力を持っている」

土御門「噂通りなら奴は地位の安定よりも身の安泰を優先するハズだ。考えれば考えるほど、アメリカ側に立っている可能性が高まるぜ、これは」

海原「学園都市の軍部が外部派ですか。どうしようもない状態ですね」

土御門「断定は出来ないがな。だがもしそうなら、アメリカ派になった塩岸の元へ接近したテクパトルとやらが、その塩岸の手によってアメリカに引き渡されたと考える方が自然だ」

ショ「フン。あの男がどうなろうと知ったことではないが、原典が渡ったのは不味い」

土御門「魔術に食指を伸ばしていて、その強力さを知れば、対抗措置としてそれを収集・管理しようとするのは自然な発想ぜ よ。間違いなくこのお譲ちゃんは狙われている。俺なら狙う」

海原「逃げ続けるのは難しそうですがね」

土御門「だろうな。逃げ続けるのは、難しいぜよ。ならこっちから出向いてやればいいんだ」

ショ「ふざけるな!私ごと貢物にでもするつもりか?!」

土御門「違う。それは向うにとって都合が良過ぎる。逆だ。向うに被害を与えればいい、それもド派手に。要はアッチに手出ししにくいと印象付ければいい。その後で逃げるなり原典の回収を図るなりした方が、効率的ぜよ」


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