73:すんごいどうでもいいけどナノマシンは微小機械です。脳内変換してくだしあ[saga]
2010/10/08(金) 20:29:53.90 ID:oWzMGpMo
部屋に現れた男の目的は単純だった
アレイスターに会わせろ。いろいろと大人しい物腰で言ったが、要約するとこの一言に終極する
その顔は、昼間に会っていた男と全く同じであったが、同一人物とは思えないものだった
物腰、話し方、そして恐らく目的も
外見が同じでも異質だった。それについて、特段、彼女は驚かない
食糧すらもクローニングでまかなう学園都市において、人体のクローニングなどさして技術的に難が有る訳でもない。事実、彼女がここ最近戦ってきた迎電部隊は恐らくクローニングで大量に供給されたものであると、彼女自身なんとなく気が付いていた
なにより、彼女の問題はそこでは無い。この男をアレイスターの場所へ送っていいかどうかだ
ここで殺してしまう事も考えた。考えたが、明日事を動かすならば、いっそのこと送ってかき乱すことに繋がる方が都合がいい
何よりも、得体のしれない人間を不必要に相手にしたくないのだ。無駄に喧嘩を広げるならばその辺のスキルアウトにもでき る。それをしないのは、そう判断するだけの知恵を持っているから
部屋にずっと居られるのもやり難いので、彼女は男を連れて部屋を出た
結標「それで、会う目的はなんなの?」
青髪?「君に、それを言う必要があるかい? 」
結標「あなたは予測せざるお客ですからね。学園都市の人間としてはそのあたりを聞いてから連れていくかどうかの判断をしたいけど」
青髪?「そういった側の人間でもない割りに、言うね。まぁ、これから君も巻き込まれることだ、いいだろう」
青髪の男の運転する車で、第7学区へと進んで行く。ハイウェイから見える夕日は、屈折した都市らしい光となって綺麗だった
青髪?「簡潔に言うなら、ちょっとした話合いだ」
結標「なんだ、アイツを殺すとか、そういうんじゃないのね」
青髪?「ちょっと昔、いや、日本語では、”前”かな。その時は彼を捕縛してしまう事が目的だったんだがね」
結標「路線変更ってわけ?上司の挿げ替えでもあったのね。お互い、実際に動く立場は大変よね」
青髪?「上司、か。おもしろいね、確かに上司だ。といっても、そこまで平和路線へのシフトって訳ではないから、今日の対 談次第だな」
結標「貴方って、多分年下よね?なんだか随分上の人と話してるみたい」
青髪?「二面性、ってものだよ。大人は、特に上に行くほど、みんなそうなる。自分の場合は、強引に出来たものだが」
その後も、中身のはっきりしない会話が続いた。アレイスターの待つ場所は、もうすぐだ
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