過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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74:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/08(金) 20:35:44.68 ID:oWzMGpMo
土御門と別れたあと、海原はショチトルという少女と共に、ひとまず海原の部屋へ戻ることにした

結標同様、学園都市に戦力として、特に魔術師としての側面を兼ねて、みなされている彼は、逆に言えば学園都市に守られる立場でもある

挿げ替えの効かない戦力であるという事はショチトルも同じであったが、如何せん、暗部へ入った方法が悪かった

素性を隠す為、それはつまり目標を隠す為でもあるが、自らの情報を伏せた。故に、彼女へのプライオリティーは低く設定されてしまった

海原という人間と一緒に居ることで、彼自身が監視されている事を逆手にとれば、都市外部の暗殺や拉致狙いの連中は手が出しにくい

海原が考えた結論だったが、その判断に間違いは無いであろう

ショチトル「しかし、一体どうやって被害を与えようか 」

海原「今のままなら、霞みを掴むようなものでしょう。しかし」

コンビニで会計を終えて、店を出た

海原「たとえばあなたなら、買ったばかりのゲームはどうします?」

ショ「私はゲームなんぞしない」

海原「ああ、ちょっと例えが悪かったですね。では少し離れますが」

そう言って、ショチトルが買ってくれと視線で訴えていた洋菓子を袋から出す

微妙に我慢しながら、最終的に手を伸ばす少女

海原「駄目です。部屋までもうすぐですからそこまで我慢しましょう」

ショ「じゃあ何のために出したんだ!私への嫌がらせか?」

海原「つまりはそういう反応ですよ。昔に手に入れたものよりも、今手に入れたものへ強い興味を持つのが自然」

海原「科学技術は脈々と続いてきたものの成果。そこへ全く新しい魔術、という技術を手に入れたらその威力の確認をしたいですよね 」

さっきの事があってか、拗ねた顔で話を聞く少女

海原「テストケースとして、特にこの科学の最先端の都市は、その魔術の影響というものを図るには最適でしょう」

科学的な侵攻に対する迎撃・防衛の手段に引っ掛かるかというテストという意味ですね。と付け加えた

ショ「つまり、近いうちにここで魔術的な何かが有れば、奴らへと繋がるという事だな」

海原「そういう事です。気長に待ちましょう。さぁ、部屋に着きましたよ」


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