968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/06(日) 06:09:30.63 ID:vvOyZR7QP
テッラ(だが、そのようなことは、当然この私を取り囲んでいる雑魚たちも理解しているでしょう。ワザとらしすぎましたからねー。故にこのようにして、時間をかけて私を取り囲んだのでしょうが)
テッラ(やはり、少ない。これは私以外の事で何か動いているのかもしれないですねー)
テッラは最前列で言葉をぶつけてきた騎士の方を向き、じっと見つめた
まるで怖じないテッラの態度に、逆に騎士が怖じる。その騎士は無意識に半歩ほど足を下げてしまった
神の右席は力量的に一般的な魔術師と性能差が違いすぎる。そのことを一番知っているのは解剖をしたイギリスである。そしてテッラは本来死者であるはずの存在
更に、テッラからは本能が敵対する前に逃げろと告げてくるような、力強い威圧感を発している
その本人は、じっと目の前の騎士たちの力量を調べた
テッラ(これはこれは。あの守護天使から、力の供給も受けているという訳ですか。もし一戦ここで交えるならば、手を焼きそうですねー。少人数で出てきたのも理解できないわけではないです)
テッラ(ですが、今ここで全員を相手にすること自体が出来ない程ではありませんねー。ま、フィアンマから動けという指示が無い以上、暴れる訳にもいかないのですが。今の私は、アックアを打ち倒す事だけが認められているだけですからねー)
テッラ(あえて私を見つけさせ、アックアをおびき出す、又は、アックアの周りの者がどのように動くのかを把握するという、単純な狙いがあってからの行動だったわけですから、これでようやく予定通りです)
じっと見ていた視線を戻し、テッラは笑みを浮かべた
「貴様、何の目的でロンドンに現れた?」
テッラ「他にローマ正教の部隊が仮にいたとしても、私はその者達の目的も行動内容も知りませんよ。ただ、私は単にアックアというローマ正教にとって災いとなりかねない者の始末に来ただけなのですからねー。後方のアックア、あなた方は知っているでしょう?」
テッラ「ちなみに、望むなら今ここであなた達の相手をすることも出来ますよ。その時に出るロンドン市街や市民への被害などについては当然、私は考慮したりしするつもりはありません」
暗に、巻き込むぞ、という脅し。テッラ自身にとっては、イギリス人の被害については脅しでも何でもないのだ
「囲まれている割に、よくもいけしゃあしゃあと言ってくれる。きょ、虚勢のつもりか?」
言われて、テッラは一瞬キョトンとした
言葉を放った騎士の方が余程、緊張した表情を浮かべていたからである
テッラ「フフフ、それは非常に面白い冗談ですねー。虚勢を張っているのはあなたたちでしょう? 一言先に言っておけば、いくら今のあなた達が守護天使から力の供給を受けているとは言え、私自身さして障害とは思っていないのですよ?」
テッラ「今私が提示する、あなた方の選択肢は3つです。アックアを私の前に連れてくるか、アックアの元へ私を案内するか、もしくは既に殺した彼の首を私の前に持ってくるか。この選択肢以外の事がお望みなら、私はいくらでもお相手しましょう」
そうやって、テッラは周りの騎士たちを戦わずして圧倒しつつ、アックアを寄越せという要求を押しつけた
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