過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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190:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/11/10(水) 18:23:21.63 ID:TBmftWA0

 新しい武器を備えていたのは3型だけではなかった。レールキャノンを撃った後の2型が二連装式レールガンをレーダーミサイルから反秒遅れて使用したのだ。シミュレータで何度も訓練したフォーメーション攻撃の一つで、その要はやはり高機動、接近戦用機体のドラグナー1型だ。

シノ「はああぁっ!」

ハルヒ「ちっ、またD兵器、邪魔をするな!」

 とにかくシノがハルヒのファルゲンの動きを抑えなければならない。この一対一の戦闘にヒカルとのシミュレータ戦闘を活かすのだ。

ハルヒ「動きがよくなっている……D−1のパイロット。もう素人じゃない!」

 ズギャアァッ! ドラグナーとファルゲン、二機のレーザーソードが重なった瞬間、ハルヒは自分のソードを手からわざと離して加速、一気に離脱しようとした。

シノ「くっ!」

 手放す際に若干の捻りを加えられたハルヒのレーザーソードが跳ねるように空中を舞った。それにシノが翻弄される間に濃い蒼色の機体は全速を出していた。

シノ「しまった! 逃げられてしまう」

 すぐにミサイルポッドを放出するが、完全に手遅れだったらしい。既にモニターには航跡だけしか映っていなかった。



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