過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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283:再開です[saga]
2010/12/06(月) 16:51:36.76 ID:1IAYp320

 重慶基地

 基地に到着したハルヒたちに古泉がすぐに駆けつけてくる。

古泉「涼宮さん! ご無事でしたか!?」

ハルヒ「えぇ、有希のおかげで」

キョン「古泉、あの機体は何なんだ!? あいつが全部をぶち壊しにしやがったんだぞ!」

古泉「あれについて、ドルチェノフ中将の指令があります」

ハルヒ「何よ?」

古泉「新型機ゲイザムを援護し、D兵器を奪取せよ。それが果たされぬ場合はハルヒ・スズミヤ・プラートの少尉格を剥奪し、本国へ強制送還するものである、と」

キョン「だがな! あいつは俺たち諸共殺そうとしていたぞ!」

ハルヒ「つまり、どっちにしてもあたしを殺すつもりね、ドルチェノフは」

古泉「本国に戻ったとしても、よくて勾留の後に軍事裁判でしょうね」

 ハルヒは爪を噛んだ。元を正せば父であるラング・プラート博士の裏切りで殺されてもおかしくない立場だった。
 それをドルチェノフの下につき、尖兵として屈辱に耐えてきたのは、監禁されたみくるを救けることと、父の友であったメサイア・ギルトールの理想を叶えるためである。

 だが、ドルチェノフはついにハルヒを抹殺することを決意したらしい。これは二つの大きな意味を持つ。
 一つはドルチェノフが議会を制する用意ができたということ。蒼き鷹の名でカリスマのあるハルヒとギルトールを始末すれば、ギガノスはドルチェノフの支配に陥るということだ。
 そして、もう一つはドルチェノフの思想がギルトールの持つそれとは大きくかけ離れたところにあるということだ。

ハルヒ「……私たちの理想にあまりに遠い隔たりがある。高い美空の星のように、高いところで光っている」



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