285:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/06(月) 16:53:08.91 ID:1IAYp320
重慶基地 上空
朝倉「あら?」
ゲイザムの殺人的に狭いコクピット内で朝倉涼子は携帯端末の点灯に首をかしげた。
朝倉「涼宮さん、死んじゃった?」
その点灯は緑のはずが、今は赤に変わっている。
これは、涼宮ハルヒの心臓とリンクしている。ドルチェノフが反逆防止のために彼女の体に埋め込んだもので、これが赤ということはつまりハルヒの心臓が停止したということだ。
朝倉「さっきのかな? 意外とあっけなかったわね」
達成感はなかったが、とりあえず目的は達成できた。D−1は戦線を離脱したようだが。
朝倉「それじゃあ、遊びの時間は終わりね」
先ほどからまとわりついてくる二機のゲシュペンストとそれを支援しているD−2とD−3。
そこそこのセンスはあるようだが、彼女からすれば経験値が低すぎる。
生かしておく理由もないので、ここで完全に破壊する。パイロットごと。
朝倉「ちょっとは楽しかったよ。ばいばい」
両手を押し込むようにして、ぐんと機体の高度を下げた。機体の頭上で立夏のゲシュペンストがプラズマカッターを空振りするのを確認することもなく、朝倉は前方に速度を増した。
スズ「!」
朝倉「まず、あなたが邪魔なのね」
目障りなことをするD−3にゲイザムが迫る。
向こう側のパイロットが息を詰まらせるのがはっきりとわかった。
朝倉「さよなら」
ゲイザムの捕食圏内に捉えたD−3に青竜刀が鈍く光った。そして――
ズドォォォォォォォォォッ!!
朝倉「!?」
今にも巨大な刃がD−3の胴を切り落とそうとしたとき、大気が大きく爆動した。
煽りを受けて機体のバランスが崩れ、D−3は辛うじて大蛇の顎から逃れることができた。
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