446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/01(火) 18:15:42.66 ID:hAuVOUmt0
ドロバ「ヨーロッパからくんだりそこら中ひきずりまわされたんだ! 来てもらっただけ良かったと思え!」
ミケーレ「仮釈放の身分でほざくな! 黙って命令に従えばいいのだ!」
ルイス「なんだと!」
アリーヌ「よしな!」
それから、しばらく罵詈雑言をかけあってから、車両はガンタンクを避けて過ぎていき、ガンタンクの三人はキャタピラの近くで待機し
ていた従兵に整備を命じてから、こちらへ歩いてきた。
アリーヌ「ん、なんだいアンタたちは? こんな子どもがどうして最前戦にいるんだ?」
ヘルメットを取ったアリーヌ・ネイズン技術中尉が細い金髪の流れる美女だということにきづいて、夕映とのどかが圧倒されている脇か
ら、ハルナがぬっと出て握手を求めた。
ハルナ「極東方面のゲッターチームよ。オデッサ基地攻略の助太刀に来たの」
アリーヌ「あぁ、アンタたちがスーパーロボットってやつか。私はアリーヌ・ネイズン技術中尉。こっちは部下のドロバとルイス」
六人はそれぞれ握手を交わす。
だが、一通りのことを終えると、アリーヌはそれきり関心を失ったように背を向けた。
アリーヌ「ま、アタシたちのことは覚えてくれなくていいよ。どうせここが最後になるんだからさ」
夕映「最後……?」
意味深な台詞に夕映が訝しがるが、アリーヌは手を振るだけで応えず、ガンタンクと砂嵐に隠されて見えなくなった。
ハルナ「ふぅん、アレが連邦が量産するモビルスーツって訳ねぇ」
のどか「でもー、ガンダムとはぜんぜん違うねー……」
ハルナ「ま、試作機がハデで量産機が地味ってのはよくあることよね」
のどか「そういう問題じゃあ、ないと思うんだけどー……」
夕映「……それより二人とも、あのモビルスーツが格納されるのは私たちの倉庫ですよ」
のどか「えぇっ!?」
ハルナ「ナヌぅ!?」
夕映「急いで入れないと私たちのスペースがなくなるですよ」
ゲットマシンは一台でモビルスーツ並みの大きさがある。
プレハブみたいな仮設倉庫でガンタンクとゲットマシンを六機も入れるとなると、格納前から入念にスペース計算をしなくてはならない
。
この灼熱の砂嵐に置いていては機体の溝や関節に砂が詰まり、熱が溜まって動作不良を起こす可能性が高いのだ。
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