447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/01(火) 18:16:53.90 ID:hAuVOUmt0
ハルナ「ヤバイヤバイ! さっさと入れなきゃ!」
のどか「あぅぅ〜」
夕映「私が先に行って話してくるですから、二人はゲットマシンを頼むです」
ハルナ「はいよ!」
息を切らして走って夕映は大きな声でアリーヌを呼んだ。
夕映「ま、待ってください!」
アリーヌ「あん? なんだい?」
夕映「その、ここには私たちの機体も入りますので……少し待っていただけないでしょうか?」
とはいえ、所属が違う部隊がかち合ってしまうと、衝突は避けられない。
こういった場合は行動が速いほうが絶対的な優先権を持つことになる。
だが、アリーヌは少し考えた後に驚くようなことを言う。
アリーヌ「みんな! アタシらは外だ! この嬢ちゃんたちにハコは空けてやんな!」
ドロバ「了解!」
夕映「えっ!? い、いえ、そこまでしていただかなくとも……」
アリーヌ「いいのさ、アタシたちのは布被せときゃどうにでもなる」
夕映「それなら、せめて寝る場所ぐらいは……」
アリーヌ「今日は徹夜で作業だよ。そしてすぐに出る」
夕映「で、ですが……」
アリーヌ「アタシたちは、こういうのには慣れてんのさ。アンタたちとは違ってね」
そう言って笑うアリーヌは兵士とは思えない綺麗な並びの白い歯を見せた。
だが、夕映にはまるで何かを諦めた女の笑顔に見えた。
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