512:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/15(火) 17:48:45.28 ID:ohhIZC8s0
初起動ということで、対話型コンピュータが講習で習ったとおりのことを実地でおさらいしてくれた。
三人はよどみなく機体を歩かせることが出来るのを待ってから、格納庫から出て、ギガノス軍のメタルアーマーと対峙した。
ギガノス兵「うん? なんだあれは、あれが連邦のD兵器か!?」
スズ「ギガノス軍、こちらに気づいたようです」
シノ「我々の目的はドラグナーの確保だ。無理に戦う必要はない」
アリア「あちらのほうは逃がしてくれそうもないけれど……」
シノ「逃げ回れば死にはしないさ」
スズ「ここから近い脱出ルートをマギーで探します。私についてきてください」
シノ「何だ、マギーというのは?」
スズ「3型のコンピュータをコミュニケート式にした際の名前です。お二人の機体にもあるはずです」
シノ「本当だ。こっちはクララというらしいな」
アリア「私のはソニアちゃん」
シノ「へへへ、クララちゃん、お姉さんの言うとおりにしてね……」
スズ(降りたい……)
ドラグナー三機が向かっていく先ではなのはとすずかが乗るガンダム、そしてジーンとデニムのザクがいた。
すずか「なのはちゃん、大丈夫!?」
なのは「この声……すずかちゃん!?」
デニム「何だと!? あのモビルスーツには子どもが乗っているのか!?」
ジーン「隊長! そいつが連邦のモビルスーツですか!?」
デニム「ジーン、一度退くぞ! 起動してしまった以上、どれほどのパワーがあるかわからん上に、子どもが乗っている!」
ジーン「またガキかよ! だったらむしろ好都合だ! 敵を叩くには早いほうがいいってね」
ジーンのザクがヒートホークから140mmマシンガンに持ち替えた。
ジーン「さぁ、まずはその生意気に細っちろいアキレス腱を撃ち抜いてやるぜ」
すずか「く、来る!」
銃口が火を噴く直前にガンダムは右に倒れこむように動いた。
すずか「ザクのシミュレーターよりずっと重い!」
デニム「な、なんだあの動きは!? す、すぐに起き上がるのか!?」
すずか「戦争……モビルスーツの戦い……怖い……」
パイロットスーツも着ていないすずかにガンダム起動の凶暴な震動が襲い掛かる。
小さな肩がぶるっと震えた。どうしてこんなものに乗っているのか……今さらすずかは自分がしている事の重大さを実感してしまうのだ。
そのとき、ドラグナーが彼女たちの視界に入った。
デニム「何だあれは!? D兵器か!」
シノ「ジオン軍のモビルスーツ!?」
アリア「そばの白い機体……識別信号が出ているわ……」
スズ「ガンダム……味方機が交戦しているみたいです」
シノ「しかも、女の子が空を飛んでいるぞ」
スズ「ジオンの赤い彗星と似たようなものでしょうか?」
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