過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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592:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/02/23(水) 17:09:24.79 ID:dusS23yA0

 第七話

 重慶 元連邦軍基地

 この基地を占領したギガノス軍はハルヒ・スズミヤ・プラートとその親衛隊のプラクティーズを迎えていた。

 そして、その着任早々にハルヒはモニター越しの月にいるドルチェノフ中将と会話をしている。

ドルチェノフ『それで、まんまと上海上陸を許してしまったというわけだな、プラート少佐』

ハルヒ「アンタたちが艦をケチってくれたおかげでね」

ドルチェノフ『言い訳は聞いておらん。貴様らの任務は即座にD兵器を取り戻すことだ』

ハルヒ「…………」

ドルチェノフ『その反抗的な目は止めたほうがいいと何度も忠告したはずだぞ、プラート少佐!』

ハルヒ「それは失礼。生まれつき、ドルチェノフ殿の前に出ると自然とこういう目つきになってしまうんです」

ドルチェノフ『貴様がそういう態度で出てくるなら、こちらにも考えはあるぞ……おい!』

みくる『涼宮さぁん!』

ハルヒ「みくるちゃん!?」

 モニターの前に連れてこられたのは首輪に鎖で繋がれた朝比奈みくるだった。
 目の端に涙をためるみくるを見てハルヒは憤りを露わにした。

ハルヒ「ドルチェノフ……! この卑怯者!」

ドルチェノフ『口の聞き方に気をつけろといったぞ、プラート!』

みくる『あぅっ!』

 ドルチェノフが鎖を引っぱり、みくるが苦しそうに呻いた。

ドルチェノフ『本来ならば、裏切り者の娘など即座に牢獄行きなのだぞ! その汚名を晴らす機会を与えてやっているのは誰だと思っている!』

ハルヒ「くっ……」

みくる『す、涼宮さん、私のことは……心配要らないですから……うっ』

ドルチェノフ『誰が喋っていいと言ったか!』

みくる『えほっ、えほっ』

ハルヒ「ドルチェノフ……ッ!」

 カメラに映らないところでハルヒの拳が震えている。
もしこの部屋にキョンがいれば、既にモニターに殴りかかっていたかもしれない。既にハルヒの脳内でドルチェノフは絞殺されている。

ドルチェノフ『貴様はD兵器を取り戻すことを考えていればよいのだ。わかったか!』

ハルヒ「わかってるわよ……!」



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