602:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/24(木) 18:30:03.19 ID:Li68PeD/0
第八話
佐世保 とある中学校
ゆりえ「えっと……ですので、だいじょうぶです」
女の子「ホントですか、神様!? 本当に私の恋は叶うんですね!?」
ゆりえ「あ、あくまでも祈願をするだけですから……そのぅ」
女の子「わかりました。とにかくありがとうございます、神様!」
ショートカットの利発そうな上級生は、陸上部らしく日に焼けた顔に満面の笑みを浮かべて赤幕の向こうへ去っていった。
代わりに祀と光恵が入ってきた。
祀「おつかれさま、ゆりえちゃん。今日はもう終わりよ」
ゆりえ「ふえぇ〜、神さまの仕事も大変だよぉ〜」
光恵「さっきの人、陸上部の金子先輩よね。ああいう人もこういうことするのね」
祀「案外、ああいうタイプの人のほうがお願い事とか占いとか好きなのよ」
光恵「ふーん……ゆりえ、今日は天使さん家のほうに行くんでしょ?」
ゆりえ「あ、うん、光恵ちゃんも来る?」
光恵「うん、一緒に行くわ」
ゆりえ「祀ちゃんは?」
祀「残念、神社にいなきゃ」
ゆりえ「そっかぁ」
祀「いいじゃない、アレ誘えば」
ゆりえ「二宮君は……えっと……しょの……」
光恵「ま、あんな女の子ばっかの家に連れて行ったら、気が気じゃないわよね」
祀「あの朴念仁にそんなもんがあるとは思えないけど……」
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