628:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/26(土) 19:15:28.73 ID:B80XsZte0
ガルマ「シャナ! ち、違う、貴様は……っ!?」
ブリッジのすぐ下に、オーラキャノンが直撃した。
衝撃で映像が途切れた。だが、まだ音声は繋がっているようで、高笑いが聞こえている。
イセリナ「ガルマ様!」
ガルマ「イセリナ、君は逃げてくれ」
イセリナ「ガルマ様は!?」
ガルマ「私とて、ザビ家の男だ。無駄死にはしない」
イセリナ「イヤ! 私もガルマ様と共に!」
シャナ「いよいよ、君たちはめでたいな。ハハハハハハハハ」
ガルマ「黙れ! うわっ!」
大きな爆発がブリッジを巻き込んだ。辺りが炎に包まれる。もはや撃墜は免れぬだろう。
ガルマは傍らのイセリナを強く抱きしめた。
オーラキャノンが目の前に迫ってきているのをみて、彼は叫んだ。
ガルマ「ジオン公国に、栄光あれーっ!」
その言葉を最後に、ジオン飛行部隊は全滅した。
シャナ「フフン、お坊ちゃんらしいよ」
ただ、遺言としては最もふさわしいものだと思った。本国に伝えてやるぐらいはしてやろう。
シャナはドレイク・ルフトに回線を開いた。
ドレイク「何用か?」
シャナ「我らが司令官ガルマ・ザビ大佐が撃墜されました。兵をお引きください」
ドレイク「……よかろう」
ドレイク・ルフトは何か言いたげだったが、問うても仕方のないことだと思ったらしく、口を閉じた。
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