過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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676:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:55:16.33 ID:mnu8E9pc0

 ザクUが二方向からD−1を十字放火にする。
 ランバ・ラルのグフはマシンガンを敵の足下に撃って、砂を巻き上げた。

シノ「し、視界がっ!」

 アコースとコズンもそれに倣って砂を撃ち、ドラグナーは完全に砂煙に覆われてしまった。

シノ「う、うごけない……っ!」

 全身にばちばちと火花が当たっているような気分――この砂煙からどこに出て行ってもやられる!

 シノは機体に片膝を着かせ、砂が晴れるまでひたすら防御の構えに徹する。

シノ「どこから来る……」

 いつでも跳べるようにバーニアのフットペダルはやや踏みにしている。
 だが、敵は真正面から突如として現れた!

ラル「縮こまっては生き残れんぞ!」

 ガァンッ! グフの強烈なショルダータックルにシノは誤ってペダルを踏み、不恰好にしりもちをついてしまった。

シノ「うわぁっ!」

ラル「ザクとは違うのだよ! ザクとは!」

 ひゅおんっ! 青い巨星が放つ電磁鞭のヒートロッドがドラグナーの左手首に絡みつく!

ラル「受けてみろ! ヒートロッドォ!」

 ズバババババババババ! ヒ−トロッドから発せられる電撃がドラグナーの左手を電子回路から破壊し、シールドを落とした!

シノ「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 さらに、ヒートロッドの電撃は機体を通してパイロットにまで伝わる。

ラル「やれ! 奴の足を叩き斬れ!」

 ランバ・ラルの合図で左右に待機していたザクがヒートホークを持って近づいてくる。

シノ「ぐっ、うぅぅ……ここまでか……」

 だが、まだ神はシノに味方をするらしかった。

ヒカル「スプリットミサイル!」

立夏「ニュートロンビーム!」

 ズボボォンッ! ギュオッ! 飛来してきたビームとミサイルがそれぞれザクを急襲していく。

ラル「なにっ! 救援が来たか、速すぎる!」

 シノを探しに来ていたとはいえ、まだ数分と経っていない。
 しかしそこまで考えてランバ・ラルは三体開発されたD兵器の一つが電子戦仕様であることを思い出した。

ラル「ギャロップ、前に出て来い! 物量差で押してやれ!」

 グフのヒートロッドを一度回収して、後退する。

シノ「くっ、左腕は使えないか……」

ヒカル「シノ先輩、だいじょうぶですか!?」

シノ「あぁ、だが動きは鈍くなっている」

ヒカル「スズがリフターを回収してくれています。早く脱出しましょう」

シノ「いや、ランバ・ラル大尉が逃がしてはくれない」

 その時、砂塵を巻き上げてギャロップが追いついてきた。
 三機のモビルスーツも対小隊相手の錐型陣形を取り、大きな足で駆け出してくる。



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