799:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/04/06(水) 18:16:02.89 ID:xOYON//h0
ジャブロー 洋上
珠姫「――来るっ!」
感じ知ったオーラの波動に珠姫は鋭く視線を上げた。
その先には、黒と濃緑の新型オーラバトラー、ズワァースが鎌のように折れ曲がった刃の剣を構えて飛んできていた。
珠姫「トッド・ギネス――!」
トッド「ダンバイン!」
それ以外の言葉はなかった。
チャム・ファウが喋る暇なく両者は剣を弾かせている。
珠姫「新型!? でも遅いっ!」
威圧的な様相だが、鈍重な動きのオーラバトラーに珠姫は籠手打ちを繰り出したが、ガンという音がして刃は跳ね返されていた。
珠姫「えぇっ!?」
トッド「ショットにも、意地があるんだとよ、タマキ!」
ガギンッ! 曲剣が肩口に切りかかるが、どうにか返した剣で受け止めることに成功した。
その間にも、戦場には他の聖戦士が現れていた。
アレン「邪魔なんだよ!」
フェイ「落ちちまいな!」
紀梨乃「くうぅっ……!」
ガンッ! キィンッ! ビランビーとレプラカーンが紀梨乃のボチューンに襲い掛かり――
ジェリル「はっ! ガキがしゃしゃり出てくるんじゃないよ!」
ヒカル「うくっ、速い!」
ジェリルとヒカルがオーラソードとプラズマカッターを打ち合っていた。
ドレイク軍は、地上に来たことでオーラ力が世界に充満していることを知り、オーラコンバーターの大々的な改造を行っていた。
結果、これまで伸び悩んでいた量産機のレプラカーンやビランビーでさえも、その運動性が格段に上昇している。
また、トッド・ギネスが乗る新型ズワァースは、ジオン軍残党から接収した金属に含ませたことで、熱量兵器にもある程度耐えうる装甲を得ている。
開発したショット・ウェポンは、これを自らが信頼するトッド・ギネスとんもう一人、バイストン・ウェルのコモンでありながら高いオーラ力を計測したミュージィ・ポゥに与えた。
夕映「トマホゥゥゥゥゥゥク・ブゥゥゥメラン!!」
ミュージィ「見えている!」
マシンと同じほどの大きさがある手斧を避け、白いカラーリングのズワァースの股間に取り付けられた連装オーラキャノンを発射する。
夕映「これしき!」
ズドォンッ! ゲッター合金を貫通には至らせないが、想像以上の損傷があった。
のどか「データと威力が違っているよー……」
ハルナ「大きな戦闘はしていなかったっていうからね」
夕映「これならどうですか、ゲッタァァァァァァビィィィィィム!!」
ギュィィィィィィィ!! 光線がズワァースを捉えるが、瞬前で避けられ、またオーラキャノンを喰らった。
ミュージィ「ショット様の作られたズワァースだ!」
のどか「う、ウィル・ウィプスが……!」
最前線にまで乗り出してきたアの国の巨大戦艦にはゲッターロボといえども簡単に相手取れない。
それでなくともミュージィ・ポゥが立ちはだかるのだ。
ミュージィ「おとなしくその首を渡せ!」
夕映「オーラ力の攻撃を受けるわけには!」
ガキィンッ! トマホークと曲剣。全く大きさが違うというのに、打ち合いは互角であった。
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