826:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/04/09(土) 17:06:22.19 ID:EN+BHoiu0
ちょうど九十度回ったヴァイスリッターは、ギルガザムネのハンドレールガンにオクスタンランチャーを向けた。
海晴「蝶のように舞い、蜂のように刺すのよ」
ドゥッ! ドゥンッ! 威力抜群の実弾が鎧武者の右手に当たる――はずだった。
朝倉「ダメよ」
ガァンッ! ギルガザムネの肩当てが不自然に浮かび上がり、弾丸を弾いてしまった。
海晴「副腕<マニピュレーター>!?」
朝倉「このために近づいちゃったね」
ジャキ――射程内のハンドレールガンが海晴に火を噴く!
シノ「そうはさせるかぁ!」
ガガガガガガガガガガガガガガッ!! 両者の間に割って入ったドラグナー1型カスタム機がルナ・チタニウム製のシールドで、ヴァイスリッターを守った!
朝倉「あら? ふーん……」
カチ、カチ――弾薬の切れた銃を朝倉涼子は海に捨てた。それが海面に着くより早く彼女は動き出した。
朝倉「楽しませてね」
ぶぉん! 青龍刀が唸りをあげてシノに襲い掛かる!
シノ「――!」
その瞬間、シノは数週間前の恐怖をフラッシュバックした。
尻から膝までが竦んで、現実感がなくなる。
アリア「シノちゃん!」
控えていたドラグナー2型カスタム機が640ミリと人間の顔よりも巨大な砲丸をギルガザムネの前に飛ばした。
その風圧にシートを締めたドラグナー1型のメインコンピュータ<クララ>が対応を求め、シノは意識を戻した。
シノ「今こそ……打ち勝つ時!」
コクピットの中で集中する。
坂本美緒の剣を受けたあの澄んだ空気が甦ると、今度ははっきりとギルガザムネの邪悪な気配が読み取れた。
シノ「そこだっ!」
バキィンッ! 左肩をやや沈ませたD−1が振り上げた右手には抜き放たれたレーザーソードがある。
朝倉「……へぇ」
切断された左手を確認して、朝倉涼子は笑った。頭上に飛ばされた青龍刀を右手でキャッチして、肩に担ぐ。
朝倉「簡単に壊せると思ったら、簡単に直っちゃった。人間って、面白いよ――ねっ!」
遅れて落ちてきた左手をまるでテニスのレシーブのように青龍刀の腹で打った。
シノ「くっ!」
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