過去ログ - 固法「おやすみ、先輩」
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917:>>1にかわりましてカキネがお送りします[saga]
2011/02/19(土) 22:01:33.61 ID:NSGbQweC0
 ―――とある日、お昼過ぎ、学園都市第7学区、とあるアパート一室(上条家)…上条side…



何でも無い日がありがたく思えてきた此処最近。
私(わたくし)上条当麻もすっかりいけない方向に染まってきているなぁと、溜息を付いてみる。

因みに今は先程、居候の御転婆娘が昼飯のカップ麺(蓋付き焼きそば)を流しにブチ撒けたのを掃除中。
そして呑気にお気に入りのテレビ番組を見ながら『俺の昼飯』を喰らってる問題娘は、ある人物の訪問を心待ちに、鼻歌など歌っていた。
少しは手伝え、このタダ飯喰らい。

……なーんて、他人事のように言うが実際、俺自身も多少その人物が我が家に来る事を楽しみにしているのだ。


禁書目録「ふんふふ、ふんふふ、ふんふんふーん♪」ウキウキ!

上条「ったく……せめて散らかってる漫画くらいは片付けとけよ」ハァ

禁書「分かってるんだよ! あ、私もおめかしした方がいいかな?」ニコニコ!


アナタがおめかしなんて洒落た事した所を、上条さんは見た事ないのですが。


禁書「失礼だね! 私だって女の子なんだから身嗜み位は気を付けるよ!」プンスカッ

上条「はいはい。まずは口の周りに付いた青海苔拭いてから言おうねー」

禁書「なっ! ……んが、何処?」ヌグヌグ

スフィンクス「んにゃぁ」ペロッ

禁書「うわっ!」ビクッ


愛猫に口周りの処理を任せる駄目飼い主。ヤレヤレだ。


禁書「もぅ……あのね、スフィンクス。そんな人の食べカスを貪る様な真似、はしたないから―――」



 ――ピンポーン・・・・・



禁書「―――しちゃ……って、来たかも!」ニパー!


チャイムの合図とともに、容器の焼きそばを一気に飲み込み玄関へ走り出す修道女さん。
ああ、またソース飛ばして……もっと女の子らしくしなさい。


禁書「いらっしゃいませ!」ガチャッ!

固法「こんにちわ」ニコッ

禁書「……あれ? みぃだ」ポカーン・・・


どうやら下の階の住人(の彼女さん)がやってきたらしい。


固法「ふふっ。私でごめんなさい」クスッ

禁書「あ、うん……別に気にして無いんだよ」アハハ・・・

固法「相当楽しみにしてたみたいね。神裂さん来るの」

禁書「え、あ、まぁね。で、どうしたの? お昼の御裾分け?」キョトン?


どうしてそういう厚手構しい返しをするかなぁ……


固法「うふふ……神裂さん。隠れてないで、ほら」ニコッ

禁書「え!?」ドキッ!


どうやら直ぐそこまで来ているらしいが、姿が見えない。


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