948:>>1にかわりましてカキネがお送りしす[saga]
2011/02/21(月) 22:52:49.21 ID:OYMd3gW10
ヴェント「おい」ボソッ
テッラ「ん……」ピタッ
ヴェント「……」クイッ
顎で左方の手元を指してやる。
左方は『ああ』と頷き、屈託の無い笑みを前方に向け頷いた。そして……一冊の本を差し出した。
三方は頭に『?』を浮かべ、左方を見遣った。
テッラ「一巻ですよ」ニコッ
ヴェント「……え?」ポカーン・・・
テッラ「え……読みたいのでは?」キョトン・・・
左方が指し出した本を見る……漫画のようだ。
ヴェント「……いや」ハ?
テッラ「おや? 気の所為でしたか?」フム・・・
ヴェント「気の所為っていうか……」ジトー・・・
アックア「……貴様が先程から少々五月蠅かったので、前方が注意をしたのである」ボソッ
堪らず口を挟んだ後方。
テッラ「それはそれは。申し訳ありませんでした」ペコッ・・・
ヴェント「読むのは勝手だが、口を開くな」ギロッ
テッラ「いやはや、自分の世界に入り込んでしまってましてね。気を付けますよ」ニコッ
分かれば良い、と三方は三度(みたび)自分の行動に戻った。左方も周りに平謝りし読書へ……
―――直後。
テッラ「……」クスッ・・・
三方『……』ピタッ・・・
テッラ「……」フーン・・・
三方『……』イライラ・・・
テッラ「……」ンー・・・
確かに、声は出て無い。だが……喧しい。
フィアンマ「おい」ギロッ・・・
テッラ「……え」ピタッ・・・
フィアンマ「……黙ってろ」ジトー・・・
テッラ「声は出してませんが」ハテ?
屁理屈だ。喧しいものは喧しいのである。
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