955:>>1にかわりましてカキネがお送りしす[saga]
2011/02/21(月) 23:22:04.51 ID:OYMd3gW10
ヴェント「……――け」プルプル・・・
フィアンマ・アックア「「あ」」タラー・・・
ヴェント「さっさと出てけ馬鹿野郎共っ!!」ガアアァッ!!
遂に前方の怒声が飛んだ。近場にあった漫画を二人に投げつける。なんという物理攻撃。魔術師も糞もあったもんじゃない。
二方、というより野郎二人はこれ以上ハードな前方のヒステリックに巻き込まれるのは勘弁なので、手に持った一冊を握り席を立った。
バタンッ、と扉が閉まる音。
ようやく自分一人の静かな空間が出来た前方。これで落ち着いて書面を……
ヴェント「……」ピクッ・・・
漫画。後方が読み終えた一巻が目に入る。
ヴェント「……」ジー・・・
野郎共は消えた。
ヴェント「……」ソッ・・・
やはり……少しだけ。
ヴェント「……」パラッ・・・
開いてみる。どうやら『異能の世界』の話のようだ。
ヴェント「成程。これをさっき……」パラッ・・・パラッ・・・
読み始めると止まらない。いっきに一冊読み終えてしまい、一寸後、次の巻へと手を……
ヴェント「あ……後方が持ってった」ガーン・・・
次の巻が無かった。
ヴェント「……ふんっ」スッ・・・
別に良い。書簡の方へ……
ヴェント「……」チラッ
今度は右方が先程読み終えていた別の漫画が目に止まった。
ヴェント「……すぐ終わるわ」スッ
またも、釣られる。直ぐ読み終えてやろうと、ページを開いた……直後―――
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