過去ログ - 美琴「私に勝てると思ったのか!?あぁ、第四位さんよぉ!?」
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392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 01:45:11.33 ID:KEAybnWHo

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 麦野沈利はずっと、自らの選択に恐怖していた。
 そこは第十七学区に近い一室のホテル。
 学園都市の技術が惜しげも無く使われているセキュリティは、たとえ一度でも出てしまえば、中にもう一度入るのに小一時間の手続きを必要とする。
 それを一つでも失敗すれば、すぐに待機している「警備員」によって連れて行かれる。

 麦野沈利と滝壺理后、「七百七十七号」と浜面仕上はそこにいた。

 上条当麻は、麦野沈利の肩をがっしり掴んでこう言っていた。

「俺の右腕なら、たとえ超能力者だって相手取れる。
 でも、それはあくまで一対一の状況でだけなんだ。
 もし滝壺さんがたくさんの強能力者に袋叩きにされたら、それを守ることは俺には不可能だ。
 だから、第三位は俺に任せてくれ。お前が滝壺さんを守ってやるんだ」

 その力強い手に、麦野は反抗することができなかった。
 右腕から感じられるある種の絶対的な自信のようなものが、彼女をどこまでも安心に感じさせていた。



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