過去ログ - 番外個体「ってなワケで、今日からお世話になります!」 一方通行「……はァ?」2
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862: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/02/16(水) 19:28:08.19 ID:DWDDanM+0

「すっげぇぇ! 何アレ!? 今の液晶技術ってあそこまで凄いの!? 実物にしか見えなくない!?」


――――何もかもが新鮮に見えたようだ。

ロシアの栄えた都市と学園都市の栄えた地域。
どちらの科学技術が発展しているかなど、比較にもならない。

今見ているのも休日限定で公開されている最新グラフィック映像の末端でしかないのだが、番外個体は
そのハイクオリティに早くも目を奪われていた。
まるで田舎から上京したばかりの人間が都心部を初めて徘徊する時同様の立ち回りぶりである。
しかし当人は周囲の微笑ましい目線など気づく素振りも見せずに隣りの男の腕を引いて同意を求める。

「ねえねえ! ミサカが留守にしてる間にこの街ってまた進化したの!?」

「してねェよっつかまず落ち着け! 何だよそのクソガキでさえ霞ンで見えるほどの浮かれっぷりはァ!?」

「イヤ、だってアレ…」

「っつか、オマエもその最先端みてェなモンだろォがよ」

「そんなの分かってるけど、実際目で見たのは初めてなんだもん!」

近代的な都市の風景を目の当たりにしハシャぐ最新式クローン。何とも不思議かつシュールな響きだが、
彼女の容姿が容姿なだけにそれはただの微笑ましい光景にしか映らなかった。

「オイ、ハシャぎ回るのは良いがコケたりすンなよ。クソガキじゃねェンだから――――!」

「――――痛っ!」

言ってる側から盛大に躓く番外個体。


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