156:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/07(火) 21:02:58.17 ID:j2W2KYAO
斎藤「好きにしろ。与えられた仕事をこなしていれば私は何も言わんさ」
後藤「……やっぱつまんねーな、斎藤の旦那は」
くるりと踵を返して後藤は歩み始めた。
後藤「さてと、俺は夢の為に狐狩りに出掛けますかね」
人指し指で短くなった煙草を弾く。
炎の赤は放物線を描いて、床に落ちる前に大きく燃え盛った。
それはほんの一瞬の出来事で、煙草の吸い殻は既に灰の一片すら残っていない。
斎藤「……私にも夢はあるさ。年甲斐もなく無様に追い続ける下らない夢がな」
誰も居ない空間で斎藤は自嘲気味に微笑む。
斎藤「私が仕える主君に、全てを捧げ続ける事……」
泡沫のように舞った言葉は誰にも聞かれることなく弾けた。
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